10年以上前の間違い電話
十年以上前の間違い電話のことを何故か脈絡無く思い出したので書きます。
今から十数年前、私がまだ高校生だった頃。
近所のコンビニでアルバイトをしていました。
ある土曜日に、いつものようにバイトを終えて帰ろうとした時、携帯電話に着信が。
通知されたのは知らない番号だったのですが、
まあ友達だろうと思い、電話に出ました。
私「もしもし」
電話の相手『もしもし、元気にしてるか?』
その声は中年男性のもので、聞き覚えがありませんでしたが、もしここで「どちら様ですか」と尋ねて知り合いだった時のダメージが計り知れないと考えた私は、とっさに
私「元気だよ」
と返答しました。
するとおじさんは
おじさん『そうか、よかった・・お前ちょっと声、変わったか』
私「えっ、そう?(また微妙な〜知り合いなのか判断できん)」
おじさん『かおりな、お前、電話番号変わったのなら、ちゃんと言いなさい。』
かおり!!と呼んだ!!
ここで私はようやく電話の向こうのおじさんが間違い電話をしていると確信がもてました。
そして
私「あのう・・私、かおりじゃないのですが。番号、お間違いじゃないでしょうか。」
と切り出すと
おじさん『え!!いやあ、どうりで声が違うと思ったんですよ。娘にかけたつもりが、間違いました。どうもすみません!』
私「いえいえ、お気になさらないで下さい」
双方、電話越しに笑い合い、朗らかな雰囲気で挨拶をして電話を切りました。
よくある間違い電話。
笑顔で会話が終わったので、なんとなく良い思い出として記憶されていました。
そして今日、本当に急に、あの十年以上前の出来事を思い出したとき
一瞬、ああ、おちゃめなおじさんだったなーと
思った後
ふとひとつの疑問がわき上がりました。
娘のかおりさんに電話をかけたはずなのに、
どうして「電話番号変わったなら言いなさい」なんて言葉が出たんだ・・・?
良い思い出が急にミステリー地味てきたのです。
深く考えても、もう真相がわかるはずもないのですが・・
何故、今更思い出したのだろう。
何故、あの時この疑問に気付かなかったのだろう。
甚だ疑問です。
きっと明日にはまた忘れていると思うので、備忘録として書きました笑
おやすみなさい。